ワンボイスNEO4期生~MIX1レッスン後記~
Aug 10, 2025
みなさん、こんにちは!
NEOトレーナーのNanamiです。
世界基準の発声をマスターするワンボイスNEO4期生の皆さんは、8月からいよいよMIX1のフェーズに突入しました。
MIX1に繋げる為に約半年間BELTを鍛えてきたと言っても過言ではありません。それほどまでに地声の延長上のミックスボイスを習得するのは時間がかかります。
▶︎ベルトとミックスの違いは?
➡態度と感情の違い
BELT=ROCK・自己主張
MIX =声楽の要素が入った・調和、優しさ
そうなんです、BELTとMIXは対極なんですよね。
MIXの領域に入るとアカデミー動画の数もぐんと増えていきます。
<習得する声の種類> ベルティーミックス・クリスタルミックス
地声でも裏声でもない、真のミックスボイスの開発へ入ります。このミックスボイスは裏声にひっくり返るのではなく、ベルトの延長線上にある伸びやかなミックスボイスです。
<カバーする感情>ウキウキワクワクふわふわキラキラ
<2Dから3Dの歌唱へ>純粋なベルティングボイスを使うポップスやロックの歌声は、表面的に響くことが多いですが、ミュージカルやR&B, Soul, ゴスペルなどは、口を縦に開け、声を立体的に柔らかく響かせます。
「クリスタルミックスが一番欲しい声です!」と仰る方も多いです。
それでは最新のワンボイスNEO4期生について今回もお伝えしていきます。
・ワンボイスNEOって?
・メンバーにはどんな人がいるの?
・実際のレッスンの様子は?
どんな内容なのか、
気になる最新情報をお届けしますね。
MIX入門講座
まずはMIXボイス入門講座という座学から始まります。かなり内容が濃くなっていて、もしかすると発声マニア向けかもしれません。
「ミックス・裏声ミックス・ベルトの違い」
この3つの違いをChico先生直々にデモンストレーションと解説を交えて最初に説明してくれるのですが、この違いを明確に知れるのは嬉しいですよね!
ベルトとミックスの体感・気持ちの違いなどを詳しく知ることができます。
そしてここでワンボイスコースの中で最も難しいと言われている「グラデーション」というスケール練習が登場します。
OVグラデーションエクササイズ
1つの音をひっくり返った裏声からベルトに繋げるスケール練習で、まさしく「ワンボイス」その名にふさわしいスケールとなっています。以下4つの声を順番に確実に通っていくことがミッションです。
1.裏声
2.喉を開けた裏声
3.喉を開けたベルト
4.ピュアベルト
これは非常に難易度が高く、ワンボイスNEOコースの中で一番難しいエクササイズになります。最初は皆さん出来ないと思いますが、練習を続けていくと裏声からベルトまで綺麗な一本道のように声が繋がるようになります。訓練あるのみです。一緒に頑張りましょう!
OVグラデーションが上手く出来ない人へ
グラデーションのレッスンを実施する直前に最終チェックのNEOトレーナーMTGがありました。そこでChico先生から改めてグラデーションをやるうえで大切なことを伺ったので皆さんにぜひシェアしたいと思います。
まず大前提として、Chico先生から「このエクササイズはとても難しいです。今完璧にやろうと思わないでください」と助言がされています。
しかし、今すぐできないからと言って何か他のことを探そうとしないでくださいね。出来ない原因は「ゆっくり喉を開ける」ことが出来ていないからです。これが本当の意味での喉の筋力です。出来ない方は「喉を後ろに開ける力」を徹底的に見直してください。
NEO4期生は先日このグラデーションの課題投稿がありました。グラデーション用のスケール音源がREBELTING ACADEMYでは用意されていますが、やり方のコツとして8拍でやることが重要です。
最初の4拍は裏声で、そこから残りの4拍でゆっくりと喉を開けながら地声を混ぜていくのが一番重要なところなのです。
喉の後ろで花が開く(あくび喉)ように喉を開けていきますが、その時にあくび喉と言うと喉位置が下に落ちてフラットする人が多いです。
これは下に開けるとポジションが前に寄ってしまうのが原因です。そこで、喉をあくまでも後ろに引っ張りつつゆっくりと花を喉の後ろで咲かせる気持ちでやると良い。ということをChico先生に伺いました。
女性はD(レ)の最高音でB(シ)と同じように下を通ろうとすると声がガタンとなるので、超高音ではやや上方向、喉が上がったなりの開け具合に調整することがとても大切です。
結局は「張力を保つ物理」とのこと。
言うのは簡単ですが、それを「低音での張力のバランス」「中低音の張力のバランス」「高音での張力のバランス」と自分の喉を調律するトレーニングなのです。
音の高さに調律を合わせておく感覚が分かったら最高ですよね。
MIX1で登場する超重要スケール練習
MIX1で登場するスケール練習は、
・MOMエクササイズ
・NGAエクササイズ
です。どちらも閉鎖を掴んだ上で喉を開けていく力を鍛えるのに大切なエクササイズです。こちらもNEOトレーナーMTGでChico先生直々に最新のエクササイズ攻略法を伺ったのでコース生はぜひ参考にしてください。
MOMエクササイズでは「①まん~②まん~③まん~んま~~~~」と声出しをやっていきますが、①②③で段々とウキウキワクワクフワフワと期待値を上げていくことがキーポイントだそうです。
ただ声を音階に沿って出すのではなく、胸がいっぱいになる期待感を持ってくると各段にやりやすくなるし、歌に応用しやすくなります。下に開けすぎるとやりにくくなるので、音階が上がったら喉位置を上げたまま下に掘り過ぎずにバランスを取っていくとキラキラした声になります。
「ウキウキワクワクフワフワ」のことを「愛を振りまく」とChico先生は表現されていて、今回MTGですごく面白いなと思ったのが「私的にはラジオ体操の感じなんだよね。新しい~朝が来た~みたいな」という表現です。
この表現を聞いて「結構元気に前に出す感覚も必要なんだ」と私は感じました。私は裏声ミックスを長年習ってきたこともあり、ミックス系の声です。ミックス系の方はつい裏声要素が多くなってしまいがちなので、このラジオ体操の元気なイメージを持つとやりやすくなるかもしれません。ぜひお悩みの方は試してみてくださいね。
ベルト系の方でも、クリスタルミックスのフェーズに入ると思い込みで声が弱々しくなってしまう人が多いのですが、思いの他お腹を使います。地声は手放していくんですが、お腹はベルトのフェーズと同じくらい使うと思ってくださいね。
NGAエクササイズでは何を鍛えているのかと言うと、①「んー」でまず声帯を閉じた状態から②が「がー」で開けていく。この声の出し方を習得しています。これはChico先生が北島三郎の「まつり」を見ていて気が付いたそう。「演歌もオペラもみんな声帯閉じてから開いてるじゃん!」と発見してこのエクササイズが出来たそう。
なので、NGAエクササイズが出来るようになると歌の中で「①声帯を閉じてから②開けていく」ことが出来るようになり、格段に歌いやすくなります。
NGAエクササイズはシングルトップ(8音)でやっていきますが、初級版では3音でやっていきます。3音の良い所は「音は上に上がらない」ことを体感できることです。
Chico先生「音は上に上がらないんだよ。同じところでずっと足踏みしている感じ。歌が上手くいかない人は音が変わるたびに喉のポジションがズレすぎてることが原因。喉をそんなに動かさなくても同じところで声は出せることに気づくのが大事」
という言葉を聞いて、音を同じ場所で鳴らし続ける力(マスターコースMIX4鼻蓋ボイスでやります)の大切さを再認識させられました。
ワンボイスNEO4期生課題投稿の様子
今回のNEO4期生の課題投稿は「OVグラデーション」でした。
コロナで大変な中でも課題投稿を諦めることなく、果敢に挑戦してくれたYさん!強いですね!歌だけではなく、辛い状態の時でも諦めない気持ちを他のコース生からインスパイアされたそうです。本当に素敵なコミュニティですよね。Yさん、体調辛かったのによく頑張りましたね!
Chico先生は前回の日本帰国時から体調を崩されていて今も咳喘息のようなものが続いていて喋ると咽たりしているそうです。
そんな中でもOVグラデーション出来るよ!と見せてくださいました。ご自身がやる中で感じたことを伝えてくださっているので、ぜひその画面をシェアしていきたいと思います。「絶対にできる」と信じることからすべては始まりますよね。
生徒さんのレッスンの様子をお届け!
コロナ後でもしっかり成長しているその理由は?|Yさん(シンガー)
課題投稿でご紹介したYさん。
OVグラデーションは後ろに開いた裏声が難しいようでしたが、MOMなどMIX1スケールがとても良い感じに出来ていました。なんと、コロナで寝込んでる時に何もできなかったのでアカデミー動画を沢山見ていたそう。「Chico先生の声の響きをとにかくアカデミー動画を繰り返し聞いてたのが良かったのかも!」
辛くて寝込んでいる時にも発声を整えることを諦めないその姿勢が本当に素晴らしいと思います。
課題曲:I’m here
MOMで歌ってみるとものすごく豊かでした!Yさんも「角が取れて丸くなった!ただ芯は少し細くなったかも・・・」とのことだったので、オペラ感を出して胸に希望をいっぱい抱えて歌ってみました。歌詞も入れて歌うと、「スケールが広がってめっちゃ楽しい〜、張り上げてたところが楽に出るようになった!」と喜んでいました!
クリスタルミックスはずっと欲しかった声で楽しみにしてました!|Mさん(シンガー)
「グラデーションが難しすぎる!裏声とか、声の定義が分かんなくなった。」と混乱中のMさん。Mさん曰く、「今までのエクササイズの中で一番難しいかも!」ということでしたが、難しくても焦らずにゆっくり練習していきいましょう。
課題曲では「口パクで声が吸われているように」と伝えるとキラキラ感を忘れる。キラキラ感を意識すると口パクの感じや後ろの空間が狭くなるといったことが良く起こるので、バランスの取れたポイントを探していってほしいと思います。
テンションを持ち上げるだけでキラキラしたクリスタルミックスが出せて、いかにテンションが大事かを身にしみて感じているようでした。
最近のMさんは性格的にも明るく、元気が出てきましたように感じます!「クリスタルミックスはずっと欲しかった声で楽しみにしていた!」そうで、以前は出来ないことが一つでもあるとかなり落ち込んだりしていたそうですが、今は「出来ないことが出来るようになっていく過程」が楽しめている様子です。
まとめ
MIX1はChico先生がワンボイスコースの中で一番難しいと仰っているフェーズです。皆さんも難しいスケール練習が登場して苦戦していると思いますが、楽しむことを忘れずに、そして以前の自分から出来るようになっていることを忘れないようにしていきましょう!
今後もワンボイスNEOコース4期生の様々な情報を定期的にご紹介していきますので、ぜひ楽しみにしていてください。
BELTY MIXを使ったChico先生の歌唱動画
”NEVER ENOUGH’
https://youtu.be/9nocQ4cmoxs
ワンボイスNEOコースについて気になっている方は、下のボタンから登録して無料動画講座を受け取ってくださいね。
https://www.rebeltingacademy.com/3steps
さらに詳しく、ワンボイスNEOのメンバーが成果を出す秘訣が公開されています。
Chico先生のMVはこちら
https://youtu.be/jwri7HOfISg?si=ONQy9aFzHmPRuSGa
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https://www.rebeltingacademy.com/offers/KQzR8ckK/checkout
この記事を書いた人
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NEOトレーナーNanami
「歌を楽しめる場所」をモットーに
東京対面・オンラインレッスン、
NEO・マスターコースを担当しています。
趣味はキックボクシング
一緒にベルトしてスカッとしましょう!
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