ベルティング発声のパイオニアChico先生による帰国レッスン潜入レポ!②

ボイストレーニング 潜入レポ Mar 02, 2023

みなさま、こんにちは!
REBELTING ACADEMY NEOトレーナーのNanamiです。

 

2022年12月から2023年2月までの2ヶ月間、
Chico先生がロサンゼルスから日本に帰国されていました!

というわけで、連日満席の大人気ボイトレレッスンに、レコーディングに、ワークショップに、
更に夜は業界の方々との会食に、超多忙なChico先生の東京滞在に密着してリベルティング発声法のその効果の秘密を側で学ばせていただきました。

Chico先生といえば、業界で一番高額なボイトレでも有名だと思います。
一体あのChico先生のレッスンを受けるのはどんな人なの?
どんなレッスン内容なの?とずっと気になってる方もいると思いますので、
今日はこのブログを読んでくれている皆さんへ、
Chico先生のレッスンの秘密をお届けしたいと思います!

 

Chico先生の帰国レッスン潜入レポ!その②

2月のとある日、またまたChico先生の東京対面レッスンに潜入してきました!

連日あっという間に満席になってしまう大人気のレッスン。
今日は11:00から18:30まで7レッスンをぶっ通しのノンストップ!

先生お腹空かないの?と私はいつも疑問なのですが「え?大丈夫だよ!」といつもおっしゃってますね。。
好きなことに集中してるとあっという間に時間が過ぎてお腹空かないんだそうです。

私はいつもお腹が空いてるので(笑)
まだまだですね、、、汗



歌の世界に入り込んで自己陶酔して歌うには?

さて、本日一人目は月末に日本橋での大きな会場でライブを控えているというAさん。

Aさんのお悩みは「エレカシの宮本さんみたいに何も気にせずに歌いたい。

それなのに、こんな動きしたら変だって思われるんじゃないかと思ってしまう、陶酔したいのに陶酔した途端、心の中でツッコミが入ってしまう。」

とのこと。

 

発声というよりもマインド面でのお悩みですね。。

私もなかなか陶酔できないタイプなのですごい気持ち分かりました。。

私もいろんなことツッコんでるわ心の中で。。

 

なので20分くらいマインドセッションをすることに。



ChicoP:どんなツッコミなの?

 

Aさん:ふふふ、みたいな。

TVで一生懸命な人を見る時とか、ふふふ、こんな頑張っちゃって、とお母さんがよく言ってて

お母さんの価値観から自分をジャッジしてる感じ。

 

ChicoP:陶酔出来ないって自分で思ってるけど、絶対に自分が何かに陶酔してる時があるのよ。それってどんな時?

Aさん:絵描いてるとき、瞑想してるときかな。

ChicoP:人前で陶酔してるのは?

Aさん:ミュージカルとか役があればいけるけど、自分の世界には入れない、特に歌ってる時は。

ChicoP:自分というものに入れないってことか、なんでだと思う?

Aさん:照れちゃう、つっこんじゃう。

ChicoP:もうさ、これってやるしかないよね。でもそれをやらないことがお母さんへの愛情なんだよね。
やっちゃったらお母さんを置いてきぼりにしてしまう。お母さんが可哀そうっていう愛情からの遠慮なんじゃないかな?

Aさん:それだ。。。(涙)

ChicoP:でもそれは子供の思い込みで。

 
..............................................................


こんな感じでAさんが、どうして自分の世界に入り込んで自己表現しようとするとブロックがあるのか?会話の中からその原因を取り除いていきます。

Chico先生のボイトレが最強な理由は、「あなたの声は心」と言って、声だけでなく心から人を整えられるマインドのスキルを持っていることです。


心がスッキリしたところで、次は発声練習に。


オープンハミング

声帯溝症という症状があってハスキーなAさん。
声帯閉鎖が弱いので前で腕組んだらやりやすいかも

みぞおちに力が入り、横隔膜の力で声帯を閉じるからやりやすくなります。
+息止めようと思って+ちょっと不貞腐れた感じでやると閉鎖感が強まって声の響きが増していきました。

 

鼻にかかりやすいので、GiやGyaのスケールを使って後ろに爽やかに地声をひっくり返す練習をしていきます。
普通の声を喉仏を上げて子供の声にするのがポイントだそう。
とにかくハッピーに!

 

歌唱ではAさんの柔らかくも強いアーティスティックな声が響き渡ります♪

いい声~~~

 

る(うの母音)が歌いにくそうなので、「ら」に変えて歌ってみます。

また、出しにくい音域+ポジションが不安定になりやすい「う」の母音の箇所は

自分の出しやすい音程に変えて歌ってみたらAさんらしい、素敵な歌唱に!

 

ChicoP:今出せなかったり、苦手な音は下げても良いんだよ。自分で好きなメロディーを作っても良い。
世に出てる音楽を借りて自分を表現するって感じでいいのよ。

 

名言!!そっか、無理に出さなくてもいいのか~~と納得。。。

マインドワークに発声の立て直しに、なんだかとってもボリューミーなレッスンでしたね。
Aさんのライブ聞いてみたいな~
一瞬にしてAさんの色一色に変えてしまうような、とにかくいい声なのです!

お母様のブロックが外れたこの夜Aさんは急に発熱したそうです。
でも次の日のレコーディングで今までで一番気持ちよく声が出たと報告されていました。
とても不思議ですが心のブロックは声に大きく影響するんですね。

 


4種類の声をマスターせよ!


さて二人目は、BeltersJPでもいつもベルトを高らかに歌っていらっしゃる黄色がトレードマークのMさん。ベルト感がすごくて本当かっこいいのです!お会いできて嬉しい!!

 

ChicoP:「ここまでコツコツとレッスンを継続してきて
良い感じに声が鳴るようになってきたと思う。」

ということなので、早速歌唱に入ります。

 

課題曲はあのセリーヌディオンの代表曲
All by myself。ダイナミックなベルティングの歌唱が続きます。



早速Mさんの歌唱を聞いて

 

ChicoP:サビを4パターン作りたいんだよね!

・優しい
・話し声
・ちょいベルト
・100パーベルト

このバージョンを使いこなしていこ!

 

ほう。。面白そうだ!!

 

①優しいのポイント
裏声に抜くけど喉は上げておく

②話し声のポイント
頑張らないで、ちょっと可愛い声
前に出さないで後ろに引っ込める。息を止める。
超音波みたいなキツイ音になったら喉をもっと大きく開ける
猫がミルク飲んでる時に耳が後ろに動く感覚をイメージすると喉の力みが取れる

 ③ちょいベルトのポイント
80%のベルト

 ④100パーベルト!

女性キーで高いEを超えるような超高音パートの歌い方は、耳障りにならないように少し裏声に寄せよう。 

ピュアベルトからちょっとずつリクライニングで裏声に寄りかかっていく感じでグラデーションを作っていきます。

 

同じ音で

100%→80%→60%→40%

 といった感じで地声を徐々に手放していく超高度でマニアックな練習を。
これは喉の力みがあるレベルでは絶対にできない発声練習です。

 

ベルトを徐々に手放すのって難しいですよね。。。

私的には腹筋してる背中をいきなり床に降ろさないで、徐々に降ろしていく感じだなぁ。

 

Mさん、地声を手放す感覚がなかなか難しく苦戦していたら

ここで突然Chico先生が最近行ったアジアン料理屋の店員さんの話に(笑)

 

そのお店の店員さんは注文が入ると全員「イェス!」と変な声で合唱するそうです。

(かわいこぶってる女の子をマネするときみたいな声かな?)

 

Chico先生もMさんも2人で爆笑しながら、その変な声(笑?)をマネしてから「イェー」と伸ばすという斬新な練習をしてきます。



かと思えば、次は急に猫の動画を見せて「こんな感じでやって!」とw

それでまさかの悩みを瞬殺!

 

いやぁ、、、、、、本当に面白いww

 

Chico先生はMさんとのレッスン中に色んな面白いアイデアを思いつくそうです。終始すごく楽しそうで、あっという間の1時間でした。



Mさんのベルティングもソウルフルで最高ですが、ミックスボイスも絶対かっこいいですよね~

かっこよさに更に磨きのかかったMさんの歌声は想像しただけで痺れます!

 


歌おうと思うと歌えない!?『ただ話すだけ』ってなんだ!?

さて、三人目はChico先生のLAレッスンyoutubeでおなじみの

あのスクーターガールことRさんです!

なぜスクーターガールかと言うと、「LA現地レッスンなのにバスが来ない!遅れちゃう〜!」っと、電動スクーターをぶっ飛ばして来たという伝説の持ち主。Chico先生の夫、Johnさんに命名されたそうです。そんな行動力とバイタリティーに溢れるRさん。

NEVER ENOUGHが上手すぎて何回もyoutube見て再生回数増やしてたのは私だと思うw

 

4月から日本で舞台に出演されるため帰国されているんだそうです。

そんなRさんのお悩みは「COWができない。Naもできない。レッスンの時は出来るのに1人になると出来ない。」

だそうです。レッスンでできても一人になると何故かできないって悩みはみんなつきものですよね!

 

早速COWの練習に入ります。
 

(*COWエクササイズとは、リベルティング発声法オリジナルの喉を開ける力と閉鎖力を一気に鍛え上げ、これで結節など喉の症状が改善した人100%の神エクササイズです。

でも効果が高い分超難しいエクササイズでもあるんです。)

 

ChicoP:COWのトップが抜けてるから、トップはしっかりお腹に力入れる。

鼻腔共鳴やってきたミュージカル系の人はお腹を使って発声してないのが原因だよ。

 

この一言で即解決!



お次はNaです。

Naは音が上下する感覚をなくすためのスケール練習になりまして、

ワンボイスマスターコースの中のMIX5鼻蓋ボイスの習得にも繋がるスケールです。

ポイントは、「下に押し込める。ずっと一本道。息を止める。」

Naだけ息漏れがちになりますよね。

同シリーズのOi、Yaiエクササイズと同じ感じでやることを伝えるとこちらも即解決でした!

 

スケールの悩みをササッと解決して
さっそく歌唱に入ります。

 

一通り歌ってみて、中々苦戦している様子。

 

声を聞いてChico先生「なんか難しそうに聞こえる。簡単な歌なのに。なんでだか分かる?歌ってるからだよ!!!」



。。。。。。。。。。




これ初めて聞く人意味わかんないですよね(笑)

いや、だって歌やもん。。。歌う、よね。。?

 

リベルティングアカデミーで耳にタコができるくらい言われるであろう

「歌わないで!話して!」

 

ここが超重要なんです。

 

テンションを3歳にしてただ喋る。

これです。

これがまぁ難しい。。。。

3歳の声って響きますよね、あんな小さい体で。

声を圧縮してアリ並みに小さくしていきます。

それが出来たら18歳になって力を抜いてあげるだけ。

 

「喋ると思ってね。歌おうと思わないで。出来なかった時何やってた?

歌おうとしすぎてたでしょ。BELT5のコンパクトベルトに戻って。

 

上手く歌いたい!と思うと、ついつい「歌わなきゃ」って思っちゃうんですよね。

こうしてChico先生のレッスンを見学していると、その思い込みを取る作業がボイストレーニングにおいて一番大切なんだと実感します。

 

それにしてもアメリカから帰国してChico先生と発声を調整した後のRさんの歌声はブロードウェイが見えるすごい迫力でした。

Chico先生の元でワンボイスBELTコースを受講するために渡米し、4ヶ月のコースを終えてラスベガスでホイットニーを歌ったら

現地のアメリカ人からスタンディングオベーションで、さらにその動画が7万回再生もされたそうです!

 

才能とリベルティング発声法の相乗効果は何が起こるかわかりません。

今後世界中にその名を轟かせるであろう、Rさんの快進撃を楽しみにしてます!



理想の声を手に入れるために必要なことは?

 

さて、四人目はChico先生のレッスン2回目のMさん。

「高い声を出しやすくしたい。ミックスボイスを出せるようになりたい。

今は全部頑張ってしまってるので、ちゃんと歌にしていきたい。」

 

裏声で歌うことが多かったので強い声で歌えるようになりたい、とのこと。

前回はBAやBEの練習をしたそうなので、早速歌唱に入りつつ整えていきます。

 

先月末にレッスンした日から練習していなくて前の歌い方に戻ってないか不安、と仰ってましたが、全然!

大きな地声で歌えています!1回レッスンしただけなのに!練習してないのに!すごい!!!

 

でもベルティングを習得し始めたばかりなので、喉の空間がまだまだ狭いから高音は出しにくそうですね。

喉を開けて高音の練習をしていきます。

 

まずはBAで喉を開けていきます。

まだ開きにくそうなのでBOに変更、更に高音域はBEにしていきます。

高くなればなるほど、どんどんわがままな感じで!

 

そしたら次はオープンハミング。

どうしても声が漏れてしまうので

最初は口を閉じて普通のハミングしてから口を開けてみます。

声帯を閉じる場所が上になってしまっているの、もっと下に下ろしてきて!と。

 

上の方で閉じると鼻にかかった声みたいになってしまうんですよね。

音が♭する箇所が多いので下に踏ん張ります。

そう、オープンハミングは意外と体力が要るのです。。

 

ぐっと下に踏ん張るそのままの体幹で

次はGAのスケールをやっていきます。

喉がだんだん閉まってきてしまうので、もうちょっと下に開けることを意識。

 

今度はその感じでGYAのスケール。

GAもGYAも口を横に開けて爽やかに後ろにひっくり返して明るい音色にするのがコツですね。

 

ベルティング初期はとにかく喉を大きく開ける訓練をしていくので

更にスケール練習が続きます。

 

GO

で喉の奥で音を鳴らす感覚をつかんでいきます。

O母音は裏声に落ちやすいので、トップの音に近づくにつれてGAに変えて口を横に開いて喉の開き過ぎを防ぎ地声感を残します。

うぅ、、、高度なことしてますね。。。難しそう!!!

 

BU

今度は口を縦にして声帯を閉じつつ喉を大きく開ける練習です。

 

いろんなスケールをやりましたが、まだ2回目のレッスンです、ベルティングの基礎に必要なお腹から声を出してる感じが習得しきれてないので丹田エクサで体と声を繋げていきます。

 

ポイントは、「自分の声が気持ちよく響くところを探すこと」

このお腹から声を出す感覚を使ってBAやBEをもう一度をやって

再度歌唱していきます。




「い」や「う」はポジションが変わりやすいので「え」に変えて練習していきます。

高音部分の練習方法はまずお腹の底から叫ぶように大きな声をだすことが基準で、そこから声を柔らかくする作業になるので、

喉のパイプを大きくして腹から声を出す練習をしていくと良さそうですね!

 

ベルティングやミックスボイスを手に入れるには基礎づくりが本当に大切なんですよね。

 

喉のパイプを太くするのは時間がかかりますが目の前の課題を一つずつ確実に克服して

ぜひ頑張ってミックスまで到達して理想の歌声を手に入れて欲しいなと思います!



ベルティングにはカリスマと王様感が必要

さて五人目はTさん、男性の方です。

「ここ(胸の中)に自分があるのに、何かブロックがあってそれを出し切れない。ただ上手に歌えるようになりたいというよりは、才能を引き出してくれる先生を探していた。

Chico先生に自分の才能を開花させてほしいと思って来ました。」とのこと。

確かに、Chico先生改めChicoPですからね。

才能開花のプロデュース力が素晴らしいことは有名なんですね!!!

 

「オペラも歌えたらいいなと思ってる」とのことで、

確かに話し声がもう既に良い声されてるんですよね。

なんて言うんだろ、市村正親さんみたいな感じの深みのあるダンディな風貌とお声をされています。

 

早速歌唱してみると、、、

話し声とは一転、声が細くてボリュームが小さい!めちゃくちゃもったいない!絶対大きい声でるのに!

 

と思っていたらChico先生が

「あなたこんなもんじゃないですよ、もっと良くなる、めちゃくちゃ良くなる。ね!Nanamiさん!」とw

激しく同意です!!

 

では早速、

毎度おなじみ丹田エクサで細かった声を大きく解放していきます。

 

流石、すぐに自分の声が響くポジションを探せて習得が早いですね!

 

高音に怖さがあるそうですがChico先生から

「適当にやって」とw

マインドの問題だけなんでしょうね、きっと。

 

自信がなくなると声が小さくなってしまうので、

BAのスケールのときに「カリスマみたいに思いっきり声をだして」とChico先生が言うと

一気に別人みたいな声になりました!

「カリスマ」「王様」がTさんの気質に合うんでしょうね、イメージがしっくりきて

まさに王様のようでした。

 

再度歌唱してみると、もう、瞬殺です。

めちゃくちゃ声でる、素晴らしい!カッコ良い!!
もう言うことなしに自分らしい声を掴みましたね。

 

このまま練習を続けたらどこまで行っちゃうんだろう?と思いました。

行けるところまでぜひ行っちゃってほしいですね!

Tさんのオペラも聞いてみたいです!




自分の感情を歌に反映させて感情を爆発させる!

さて六人目は初めてお目にかかるジュニアレッスン!13歳のAちゃんです。

中学一年生のAちゃんはボーカロイドが好きなんだとか。

おー、今時っぽい!!

 

今日は優里のドライフラワーを練習したいとのこと。

まず歌ってもらうと、芯があってすーっと通る独特の声質を持っていて

センスがいい!中一ってこんなに歌上手なの!?びっくりです!!

歌うのが好きで毎日歌っているんだとか。

すごいですね!!将来が楽しみすぎます!

 

もしかしたら緊張とかもあったかな?

声が小さいのでまずは丹田エクサやBAで大きい声を出していきます。

 

が、まだまだ抑えてる感じがするので

 

「おーい!」ってめっちゃ大きい声出してみて!

絶対出せる、出せるよ!

とChico先生何度もエールを送ります。

 

続いてBEでベターっとわがままに発声してみます。

BEの方がやりやすそう!

見学してるAちゃんのお母さんが「いつものAちゃんじゃん」とツッコミを入れますw

 

思い出すなぁ。。

わがままな声なんて日頃出してるのに意識的に持ってくるのが最初は全く出来なかった。。。

私は初めてBEをやったとき、「姿勢が良すぎる、真面目過ぎるよ、もうね姿勢から崩して!ちゃんとやらなくていいから!」と言われてやっとBEが出来るようになりましたw

 

さて、声と心を解放して声を出す感覚がわかってきたところで

再び歌唱してみます。

 

大きい声が出るようになってきたので、今度は感情を入れていきます。

「これって悲しい歌だよね。今まで辛いこととかあったと思うんだけど

それ聞いて欲しいと思ったことあるよね?

聞いて!私悲しいの!って思って歌ってみて!」

 

「アーティストは自分の感情をその歌に反映させて感情を爆発させてる。自分の歌だと思って歌ってみて!」

とChico先生の熱い指導が入ります。

 

Aちゃんの感情が入った歌。。

あかん、、、泣きそうや。。

ご両親が前にいますし、涙を必死にこらえる私w

Aちゃんの感情、ちゃんと伝わってきたよ!一生懸命歌うその姿に感動。。涙

 

さて、ドライフラワーをマスターしたAちゃん、

もう一曲あいみょんの裸の心を練習したいとのこと。

 

この歌、サビが絶妙に高いですよね~

私も歌いにくいな~この曲

 

サビの音程が上がるところで裏返ってしまうので

高くて歌えないところは

ゾンビエクサ(という名前のユニークなスケールです!)のBAで喉を開けてバカみたいな声で練習します。

 

+高音は勢いで行くのも大事だそうです。

サビの『みのりますよにー』

はい、出ました!

 

次、「い」母音の高音。力みやすいです。

『みのりますのなー』

に変えてとにかくBAの時の喉のまま歌詞で歌います。

 

この感じで歌ってみると

すごーい!裏返らず歌えたー!!

めっちゃ力強い声になりました!

もう花丸ですね!

 

この調子できっとどんどんうまくなりますね^^

Aちゃんの成長、これからも楽しみにしてます!



歌姫の秘密は「悔しい!絶対に歌えるようになってみせる!」という根気強さ

さぁ、本日のトリはこの方!

先日ミュージカルのコンテストで見事優勝を勝ち取った

歌姫Cさんです!

 

私は先日もCさんのレッスンを見学させてもらったのですが

憑依のごとく歌に入り込む力、歌唱力の高さに度肝を抜かれて一瞬にして虜になってしまいました!

 

今日はワンボイスベルトコースの最終レッスンということで

MIX1のフェーズのCRYSTALミックスの確認をしていきます。

 

MOM

キレイに音が出ていますが、トップの音は細く出すイメージでやるとより良くなっていきます。

 ウジャイの呼吸から少しずつ声を出して高い声まで持ってくエクササイズもやっていきます。

ウジャイって何?ですけど、これはヨガからヒーリング、脳科学まで網羅したChico先生だからこその発声法です。

 

NGA

鼻腔にいくと裏声みたいな声になるので必ず後ろに引っ張って、後ろで音が歩くように発声していきます。

「ガー」は喉を開けすぎずに細く上げるイメージ+喉を上げておくと裏声に行かず芯があってキラキラした音色になります。

 

M1のフェーズ・CRYSTAL MIX課題曲のパートオブユアワールドを歌っていきます。

 

とてもキレイな歌唱ですが、もう少し強い声にしたい、とのこと。

シャープにキラキラした感じが出したかったら

 

①細く出す

②んーで閉鎖を入れる

③息を吸い込む

④笑顔(笑って、その後ろの先に糸が引っ張られてるみたいな感じ)

これを意識していくとガラッと歌声が変わっていきます。

 

さて、次は練習中だというシンシア・エリヴォのアイムヒアを練習。

 

もうCさんというアーティストの歌って感じで完成されてるんですよね。

本当に素晴らしいです。

でも更なる高みを目指してこの曲の1番の見せ場「Sing out~」

のsingの音をバシッと決めていく為に調整していきます。

 

私この曲知らなくて後になってから聞いてみたのですが

singは超高音の頑張らないボイスで、outで地声のベルトに戻ってきてる感じなんですね。

 

という訳でベルトコースではまだ出てこないMIX5の頑張らないボイスですが、

「もっと軽く出してみて!」というChico先生の言葉に一生懸命答えるCさん。

 

私からしたらもうめっちゃキレイに出てるし、十分素晴らしいのになぁ。。と思ってしまいますが、何回も何回も何回も歌って納得がいくまで繰り返します。

 

もうこの域に来ると神々の会話みたいですw

 

歌詞だとどうしても音がフラットしてしまうので、Yaiで歌ってみるといい感じに安定します◎

Yaiのポジションで、上手に地声を手放し、音を上から超えていくイメージ

で歌うとCさんの場合は上手くいくようです。

 

と、残念ながら今日のレッスンはここでタイムアウト~。


ご自身ではまだまだ満足のいく仕上がりではない様子で悔しがってましたが、これこそCさんがあれだけ上手い理由なんだなと感じます。

まさしくプロ根性。

 

く~~~~!!!!っとジタバタ動いて悔しがる姿とか、とっても可愛らしかったです。

自分の感情に素直でストイックで愛される。

まさに歌姫。

 

そんなCさんならすぐにバシッと歌えるようになると思います!

 

そして後日、Chico先生の元にCさんから動画が届き、Sing out、克服できたそうです!流石結果を出すのが早いですね!!

 





今回も大変勉強になりました。

見学させていただいた皆さん、本当にありがとうございます。

 

相変わらずChico先生の言葉の引き出しの多さ、超人的な耳の良さに脱帽でした。

あと今回は中学生の女の子にレッスンをする先生が見れて楽しかったです。

 

お子さんだからって変に内容を変えたりはせずに、もちろんいつも通りの先生ではあるんですが、

普段自分が出している声を持ってくるとか、感情はどう持ってくるかとか、より具体的な説明が多かったので

「なるほど~そういうことか~」と私もお話を聞いていて改めて気が付いたことがありました。

 

あとは普段Chico先生は生徒さんが歌っているときに緊張しないよう、あえて見ないようにしているそうですが、

Aちゃんに関しては見守る感じで、顔をたくさん見合わせながらレッスンしてる姿が印象的でしたね。

きっとAちゃんのとって素敵な思い出になったに違いない!!

 

次回Chico先生が帰国された際にもまたレッスンを見学させていただきます!

その際はご報告しますね!

それではまた~~~♪

 

この記事を書いた人

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NEOトレーナーNanami
「歌を楽しめる場所を」をモットーに
初級・中級レベルの方に向けて東京対面レッスンやワンボイスNEOを担当しています。

趣味はキックボクシング
一緒にベルトしてスカッとしましょう!

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