Broadway観劇レポート

Jun 13, 2025

皆さんこんにちは、NYでブロードウェイ女優を目指して奮闘中のChikaです!

先日のトニー賞で、ベストリバイバル賞・主演女優賞を受賞した、
いま話題沸騰のミュージカル
『サンセット大通り(Sunset Boulevard)』をついに私も現地NYで観てきました!!

 

 

トニー賞の放送があったのが
Chico
先生とのスパルタLA合宿1日目。

先生と深夜3時までトニー賞のパフォーマンスを一緒に観ていて、
ニコール・シャージンガーがこの作品の曲を歌う姿を見て

「絶対にこれを生で観る!!」

と決意。

そして、720日でクローズしてしまうという
ギリギリのタイミングで、
ついにチケットを手に入れました。

 

 

ずっとみてみたいと思いながら、
学校の課題に追われて、
タイミングを逃し続けていたので、
本当に観にいけてよかったです。

 

 声の使い方が、まさにワンボイスの極み 

もう最初から最後まで目が釘付け。
ニコールの歌声はまさにREBELTING発声法の
「ワンボイスの教科書」でした。

  •  息を多く含んだミックストーンのウィスパー (MIX6)
  •  胸を打つようなロック調のベルティング (BELT4)
  •  息をコントロールしきったクラシックな響き (MIX1)

声の色を自由自在に変化させながらも、
すべての声がひとつの芯でつながっている


今、私がまさに習得しようとしている技術がそこにあって、

「これが本物のワンボイス
と唸らずにはいられませんでした。

実は、NYの学校に入学してから
裏声系やオペラ発声の練習をやりすぎて
ベルト迷子になってる~なんて言ってる場合じゃない。笑

生きた教材が目の前にあるって、
こういうことだなってニコールの生の歌声に
ハッとさせられました。

 

 声の演技的応用が革命的だった 

さらに衝撃だったのは、ワンボイスのその声の使い方をセリフにも応用していたこと! 

セリフのなかでも、

  • 息の量
  •  響かせ方
  •  声の質感

を変えながら、感情の流れを立体的に演じているんです。

遠く離れたバルコニー席だったにもかかわらず、
舞台から放たれるエネルギーと
カリスマ性が肌にビリビリと伝わってきました。

たった一人、なにもない舞台に立っているだけなのに、
その場をスターのオーラで完全に支配しているのを感じて、
これがトップの存在感かと震えました。

 

音楽を自分のものにしていた 

そしてなにより印象的だったのは、
彼女が音楽を自由に操っていたこと。

ベルティングで「ここ!」という場面では、
フレーズをグッと引き延ばして観客を釘付けにし、
一瞬の静寂さえも彼女の呼吸の一部のように使っていた

人の歌声を聴いてここまで肌が立ったのは、
本当に久しぶりでした。

 

Simple is the Best

 

今回のリバイバル版は本当にシンプルな作りで、

舞台には俳優がいるだけ。

本来あった豪華な舞台セットや衣装ではありませんでしたが、

それでも見応えがありました。

これは俳優たちの実力がなければ成り立たない。

 

一流はミニマリストが多い、実力がない人ほど、外側で補おうとする

と、よくチコ先生がお話ししていることを体現している舞台でした。

 

  

まとめ 

ニコール・シャージンガーが創り出す『Sunset Boulevard』は、
技術・感情・存在感のすべてが詰まった、まさに究極の一人舞台でした。

ただ歌うだけじゃない。
ただ演じるだけじゃない。

リベルティングアカデミーで教わっていることをを、
全身で教えてくれた舞台でした。

 

以上、NYのChikaより
最新のブロードウェイ観劇レポでした!

また書きますね!

 

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